4月号 雑記なのでお暇なら

今日は伊勢で仔猿のミーティングが有志の方々で行われているよう。
私は仕事ですが(笑

来週、小豆島へのツーリングを計画しているのだけれど、天気予報は芳しくない様子。

別の家族サービスに予定変更するか…フェリーの予約キャンセルの都合もあるので明後日あたりには決断しないとなら無いわけで。

しばらくは天気予報とにらめっこになりそうです。

4月号 Night run 『夜桜を嗜む』

娘が2輪デビューした。
とはいっても、自転車だけど。
いままではペダルの無いストライダーという幼児用の2輪だった。
基本的には公道走行は不可のトレーニング用のマシン。
自転車は公道が走れるから、ある意味別物だ。交通社会が待っているのだから。

自転車の練習に行った公園や河川敷は桜が満開だった。
丁度いい頃合いだ・・・予てから計画していた仔猿での夜桜見物を実行しよう。

私の仔猿のバッテリーはヘッドライトを点灯したら20分が限界だろう。
片道10分以内の縛りの中でルートを練るのは案外面白い。
散歩よりも遠くへ行けるけれど、ドライブほどは遠くへ行けない。

念のための予備バッテリーも準備して出発だ。
夜風が気持ちいい。 春特有のにおい。 これは何の香なのだろう?

路地を繋いで目的地へ。

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坂の上の小さな公園はまるで桜の花でできた屋根のようだった。
一つだけ設置された街灯の光が満開の桜を照らし、小さな公園がひときわ華やかに浮かび上がる。

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先日ニュースで見た桜のライトアップはあまりにも下品で幻滅した。
ピンク色のLEDで照らされたそれは安っぽいCGのようだった。 人はヒドイことをするものだ。
だが、どうだろう。
古い水銀灯で照らされた目の前の夜桜は圧倒的な生命力を放出し息をのむ美しさだ。

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よかった。
仔猿のヘッドライトがLEDでなくて。
電球のライトは確かに消費電力の割に暗いけれど、今日この瞬間には電球の灯りが似合っている。

キルスイッチを押してエンジンを止めた。
本当に満開だ。
少しも散っていない。独り占めの夜桜。
来年も来れたらいいなと思った。


帰り際、仔猿を押して公園をでるときに何か感じて立ち止まった。
ワッシャが2枚落ちているのが目に止まる。
ナットもあった。

見るとフロントのシャフトのナットがない(汗

これは偶然なのか、桜の心遣いなのか・・・ありがとう。
桜に命を救われた。 そんな不思議な春の夜だった。

『次号予告』春の夜風に誘われて

春の夜風に誘われて、少し散歩しようと思った。

この間ガス欠になった仔猿を押しながら歩いて 数百メートル先のガソリンスタンド。

今回は溢れさせずに満タンにできた。
気分がいい(笑

ちょっとだけ走ろう。
少しだけ冷たい春の夜風が心地いい。

10分程走ったらライトが急に暗くなってしまいたした。

自販機で缶コーヒーでもと思っていたのですが、慌てて帰宅。

今度はしっかり充電して、夜桜を眺めに行こう。

3月号 あとがき

ホーキング博士が死去された。

彼について語り合える程の知識は無いけれど、難病を抱えた車椅子の天才の存在感は偉大だった。

学の浅い私にとって、彼の唱える宇宙理論はある意味エンターテイメントだった。

タイムトラベルは不可能だとした理論。
しかし、タイムトラベルが可能かどうか賭はしない。何故なら、賭の相手が時間旅行者の可能性があるからだ。
なんとも夢がある話だとは思わないだろうか?


彼の魂は、宇宙に解き放たれただろうか?
彼の理論ならば脳はコンピューターと同じ。壊れたらお終いだ

しかし、一つ確実なのは沢山の人の中に彼は想われていて、彼の中には宇宙が広がっていたことだと想います。

3月号 『海辺を嗜む』ワインディングと牡蠣フライ

昔読んでいたツーリング雑誌にはしまなみ海道と北海道が季節の定番で特集されて、何時かは走ってみたいと思っていた。

 

北海道は行くことができたけれど、しまなみ海道は関東からは遠くてあきらめていた。

仕事で関西圏に越してきたころには旅をする事に飽きていて、憧れのしまなみ海道を走ることなくバイクを手放してしまっていた。

 

行こう。

しまなみは無理だけど、瀬戸内の海岸線ならば射程圏内だ。

 

道の駅みつから万葉岬付近までのルート。 片道約9キロ。

折り返して道の駅に戻ってきたら、昼食に牡蠣フライを頂く。

 

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休日は大変混雑する道の駅も平日のこの時間は人もまばら。

早速車から仔猿を降ろして準備する。

ガソリンがの残量がちょっと少ないかもしれない(汗


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 入り組んだ海岸線は軽いアップダウンを繰り返す。


この流れる景色は2輪特有のものだと思う。それは、どんな凄腕のカメラマンでさえも写真に納めることは不可能なのでは無いだろうか?

そうでなければ、こんなに胸が踊る理屈が通らない。

それこそ、ツーリング雑誌の写真に想いを馳せて、こうして走らずにはいられなかったこの瞬間が揺るぎない証拠だろう。


折り返し地点に決めていた展望地に差し掛かったとき、もう少しだけ先に進もうと思った。


コーナーを一つ抜ける。


万葉岬の標識にウインカーを出していた。

あ…直感的に解った。

峠だ。


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明らかに一山越える造りの道。


ぐいぐい高度を上げる。

この前のダム湖なんか比ではない。

それでも仔猿はトコトコ登り、隙あらば加速して走り出す。


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岬からは、瀬戸内の複雑に入り組んだ海岸線と島々が浮かぶ穏やかな海が見渡せた。


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柵の無いところで一枚。

写真奥の海岸線には、ドッグに大きな船が2隻収まっている。


買っておいた缶コーヒーで一息入れたら折り返し。勿論、空き缶はお持ち帰りする。


すれ違うバイクが増えてきた。

ふと、想う。

ピースサインは返ってくるだろうか?

昔からのツーリングライダーならご存知と思う。

すれ違うライダーの挨拶。


さすがに試す勇気はなかったけれど(笑


道の駅まで0.3キロの標識を過ぎた瞬間、エンジンが止まった。


ガス欠だ(笑

歩ける距離で良かった。


多分、タンク内のフレームを跨いでいる反対側にガソリンが残っているはず。

仔猿を軽く起こして、ガソリンを燃料ホース側へ。

掛かった(笑


そのままなんとか走りきって、道の駅に到着。

ライダーから一斉に視線を感じる(笑


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走行距離は19.35キロ。

短い距離だけれど、美味しい所だけ走れるのは仔猿+車の成せるところ。


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最後はお楽しみの牡蠣フライ定食を頂いて、帰路に着くとしよう。


2月号 あとがき

昔からなのですが、バイクで走っていた時のことを思い出している時や、つぎはどこを走ろうかなどと考えている時に蘇る光景があります。

 

コーナリング中、不意にリヤのグリップが抜けて、まるで木の葉が舞うように地面を転がってゆく自分とバイク。

 

それはフラッシュバックのように鮮明ですが、そのような経験はしたことがありません。

 

そして、その光景にいつもぞっとします。

 

おそらくそれは、のび太くんのように冴えない自分がこの年まで生き延びてこれた理由なのかもしれません。

 

バイクは危険です。

それを体が、本能が教えてくれているのだと思うのです。

 

2月号 小春日和を嗜む 

すっかり冬眠している仔猿と私だけれど、数日前からそろそろ起きようか?と思ったりしていた。

近くにダム湖の脇を抜ける道がある。
ルートの起点にする公園もあり駐車場もあり好都合だ。
仔猿で自走してもいいけれど、交通量の多い大きな橋が迂回できないので車に積んで行くことにした。

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公園の駐車場の隅の方に車を停める。
仔猿を降ろしてガソリンを入れた。
気温を計ると10℃弱。

4ヶ月ぶりだけど、エンジンは数回の点火で回りだした。
身支度をする間だ5分ほど暖機をして走り出す。

今回のルートはダム湖周辺を含む小高い山になる。
片道4キロ程のとても短いルート。

駐車場から右に出ればルートに乗るけれど、いきなり登り坂(笑
なので、ここは一旦左に折れて平坦な道から助走をつけよう。
エンジンも暖めたいし。

軽く平坦な道を走って、いざ!
後続車が無いタイミングを見計らって登坂アタックだ。

驚いた。
減速しつつも、エンジンがノッキングしたりしそうな感じが全くない。
間違い無くトルクがついてきている。
粘り強い。

エンジンもそうだけれど、スプロケットの前後の組み合わせが絶妙なのだとも思う。
この解を導き出した先輩ユーザー、設計者の佐々木さんには頭が下がる思い。

正直無理だと思っていたけれど、あっさりと登りきった。

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ダム湖を右手に眺めつつしばらく走ると、長い下り坂。

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降りきった所で油温を測定。
70度。
オーバークールになると思っていたのに、いいあんばい。
全く不思議な、いや、懐の広いエンジン。

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往復して8キロ程の走行だったけれど、自分にはちょうどいい距離。

ただ残念なのは、ウインカーのレンズを一つ紛失してしまったことくらい(笑
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やっぱりテープで留めないとダメらしい…。